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サロン開業コラム

エステ開業時に必要な機器は?機械導入のメリット・デメリット

2018/09/04

エステ機器

エステサロンを開業したいけれど、「どんな機器を揃えたらいいのかわからない」「そもそも機器は必要?」と感じているオーナー様は多いのではないでしょうか。必要となる機器は、どういったコンセプトのサロンを開きたいのかで異なります。この記事では、自サロンに合う機器を判断できるよう、エステ機器の種類とそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。エステサロンを開業したい人必読です。

ハンドマッサージだけでもエステサロンは開業可能

エステサロンを開業する際は、必ずしも機器が必要というわけではありません。手技に自信があるのであれば、オールハンドマッサージであることを強みにサロンを経営するのも一つです。しかし、自分と同レベルの高い専門技術を持ったスタッフをすぐに確保できる確率はそれほど高くありません。機器導入の可否は、代役がいないリスク、将来の展望、ご自身の負担などを総合的に考慮して判断することが大事です。

エステ機器の種類

(単位:万円)

痩身マシン 脱毛マシン 美顔器 スチーマー
種類 ・吸引系
・高周波系
・筋トレ系
・超音波系
・IPL方式
・S.S.C方式
・SHR方式
・超音波
・ラジオ波
・イオン導入
・エレクトロポレーション
その他
価格 60~300 200~400 80~400 10

エステ機器にはどんな種類があるのでしょうか。ここでは需要の高い、痩身マシン、脱毛マシン、美顔器、スチーマーといった機器に注目して説明していきます。

痩身マシン(60〜300万円)

痩身マシンは大きく分けて、吸引系、高周波系、筋トレ系、超音波系の4種類です。現代の痩身エステサロン開業には欠かせないそれぞれの特徴をみていきます。

吸引系とは、掃除機のように脂肪を吸い上げながら、ローラーでセルライトを潰していくというものです。ハンドマッサージだけでは難しい深部の脂肪に働きかけることができ、物理的な手法でセルライトにアプローチします。

高周波系(ラジオ波)は、身体の深層部をゆっくり温めることで新陳代謝を活性化、脂肪の燃焼を促進させることが目的です。身体がポカポカと温まるため、冷えやむくみ改善も期待できます。最もポピュラーな痩身機器のひとつで、まずはエステサロン開業の際に選ぶ、という方も多いと言われています。

筋トレ系(EMS)は、電気刺激で筋肉を強制的に動かし、筋肉量アップを目指します。筋肉量が増えると基礎代謝が上がるため、自ずと脂肪が燃焼しやすくなるというメカニズムです。スレンダーなボディを作るためだけでなく、医療やスポーツの分野でも活躍しています。

超音波系(キャビテーション)は、超音波の刺激で脂肪細胞に気泡を作り、その気泡が弾ける力を利用して脂肪細胞を乳化させようとするものです。乳化した脂肪細胞は体外に排出させる必要があるため、施術はマッサージとセットで行われることが多いです。

脱毛マシン(200〜400万円)

エステティック業界で行われている脱毛施術の中で、現在もっともポピュラーなのが光脱毛(フラッシュ脱毛)です。中でも代表的なIPL方式、S.S.C方式、SHR方式について説明します。

IPL方式は、メラニン色素に反応する光を照射し、毛根にダメージを与えて毛の抜け落ちを促進させる方法です。IPLは、シミやそばかす、コラーゲンの生成にも効果的とされているため、クリニックではIPLの光を使ったフォトフェイシャルなども行われています。

S.S.C方式は、抑毛成分を含んだジェルと光の照射の相乗効果で毛の成長を抑える方法です。IPLより肌に負担の少ない光が使われています。

SHR方式は、比較的新しい脱毛方式で、蓄熱式とも呼ばれています。SHRは、毛根ではなく毛包に熱エネルギーを与えて発毛を抑制する方法です。IPLやS.S.Cと異なり、メラニン色素に関係のない施術のため、産毛などへのアプローチも得意。目立つ毛の脱毛が済んでいる女性にも訴求もできるでしょう。

美顔器(80〜400万円)

美顔器は主に、超音波、ラジオ波、イオン導入、エレクトロポレーションの4つに分類できます。それぞれの特徴を見てみましょう。

超音波はその振動によって、肌に残った古い角質や汚れを浮き上がらせるクレンジング効果と、肌の引き締め効果をもたらします。血行も促進させるため、デトックス効果も期待できるでしょう。

ラジオ波は、肌を深部から温める作用があるため、血液やリンパの流れを促進させます。また熱を与えることでコラーゲンを作る繊維が活性化し、コラーゲンの生成を促す効果もあると言われています。

イオン導入は、イオンを導入することによって肌バリアを一時的に解放し、肌にとって有効な成分を浸透させやすくします。塗布する美容成分によって美容効果もさまざま。ビタミンCやプラセンタなど、分子が小さめでマイナスイオンを帯びている成分が適しています。

美容成分を浸透させやすくするもう一つの方法に、エレクトロポレーションがあげられます。電気の力で肌の細胞間に一時的に隙間をつくり、そこに美容成分を浸透させるというメカニズムです。エレクトロポレーションでは、粒子の大きいヒアルロン酸やコラーゲンも浸透させることができます。

スチーマー(10万円前後)

スチーマーは、その温かい蒸気によって、毛穴に詰まった汚れを除去し、美容成分の吸収をサポートします。他のマシンと比べて安価に購入できるうえ、癒し効果も期待できるため、マストな機器として導入するサロンが多いです。

機器を導入するメリット

それでは、実際に機器を導入するメリットをご紹介します。具体的なサロン経営における意義についてもまとめました

集客力アップやメニューの種類増加

エステ機器は、サロン経営にとって大きな課題である集客に役立ちます。信頼できるメーカーの業務用エステ機器は実績のあるものが多いため、機器の導入自体がアピールポイントになるのです。また、リピートを得るためにはメニューの刷新が必要になりますが、機器があればハンドと合わせて新しいコースを作れます。変化する顧客のニーズにもいち早く対応できるでしょう。

客単価アップ

サロンの成長を目指すのであれば、客単価のアップも狙いたいところです。ハンド技術を売りにした場合はスクールなどに通って新しい技術を習得する必要がありますが、それには手間と時間がかかるもの。機器を導入すればその手間を省いて客単価をアップさせることができます。

技術力がないスタッフでも活躍しやすい

エステ機器を導入すれば、教育段階のスタッフでもトリートメントが可能です。人材に左右されることなく安定した効果を提供できるため、サロンの信頼にもつながります。

施術効率アップによるサロンの回転率向上

ハンドマッサージで効果を出すにはある程度の時間が必要ですが、機器には短時間で高い効果を出しやすいという特徴があります。セラピストがお客様につきっきりになることを防げるため、時間あたりの効率は飛躍的に伸びるでしょう。自ずとサロン回転率が向上します。

機器を導入するデメリット

機器を導入するデメリットをご紹介します。デメリットもしっかり理解することが、失敗のないサロン経営の一歩です。

購入の場合は初期費用が高額

エステ機器を購入する場合、一番に懸念することは初期費用が増えることでしょう。商品によって価格に幅はありますが100万円単位で見積もる必要があるため、購入の際には資金調達が必要です。返済可能な借り入れが組めるかどうか、あらかじめ入念に計画立てることが肝となります。

レンタルやリースはランニングコストがかかる

レンタルやリース契約で機器を導入することもできます。購入と比べて簡単に導入できますが、ランニングコストに注意が必要です。月々支払うランニングコストは、家賃、光熱費、人件費、消耗品などの備品から広告宣伝費など多岐にわたり、合計すると想像以上の金額になることも。コストの一覧表を作成してみると良いかもしれません。

設置スペースが場所をとる

エステサロンの空間づくりは、お客様に圧迫感を与えず、かつエステティシャンが動きやすい空間にすることが重要です。しかし、エステ機器の中には大型タイプのものもあるため、それが脅かされるケースもあるでしょう。せっかくインテリアにもこだわったのに機器を導入したらバランスが悪くなった、ベッド周りの動線が確保できなくなったという事態にならぬよう、あらかじめ余裕を持った空間づくりを心がけましょう。

機器導入を検討するポイント

機器の導入は先々のサロンの方向性に関係してきます。エステ機器を導入すべきか迷ったときは、以下の点を確認してみてください。

スタッフ採用の予定があるか

スタッフ採用の予定がある場合は、顧客満足度を維持・向上させるためにも機器の導入を検討すると良いでしょう。エステ機器は使い方をマスターすれば、経験の浅いスタッフでも安心して使用できる点が大きな魅力です。機器を使うことで、誰が対応しても安定したサービスを提供しやすくなります。

ハンドマッサージのみで体力的な負担はないか

自分の手技だけでお客様を満足させられると考えている方も、体力が持つかという点を考慮すべきです。エステサロンを経営すると、売り上げを確保するために毎日何人も施術することが求められます。

チェーン化の予定はあるか

経営が軌道に乗ったら2店舗目、3店舗目とサロンのチェーン化を予定している場合は、早いタイミングで機器を導入することをおすすめします。なぜなら、チェーン化する際には安定した技術が不可欠だからです。ハンドマッサージのようにその人の技量で良し悪しが決まってしまってはお客様の信頼は得られません。

予算の余力はあるか

エステ機器の導入に二の足を踏む大きな理由は、金銭面のハードルの高さではないでしょうか。購入の場合は初期費用が膨らみ、レンタルやリースの場合はランニングコストが生じます。借り入れと返済のバランスを見極め、資金繰りに困らない算段がとれるかどうかが大切です。

マシンを導入したお客様の声

ハンドメインのサロンからマシン併用をしてみて
東京エリア 個人サロン経営者

オープン当初はリラクゼーションをメインにボディートリートメントしていました。数か月経つと、リピーターのお客様の中に痩身をしたい、という人が増えてきました。オールハンドをウリにしていたので、ちょっと迷いましたが、最新の痩身マシンを導入することに。結果、入れてよかったです。入れなかったら回らなかったですね(笑)導入して気づいたのは、個人サロンでのオールハンド痩身は物理的に限界がある、メニューが増えたのでリピーターを飽きさせることがなくなった、ということ。自分が問題に思っていたほど、お客様はこだわっていなくて(笑)。痩身では結果が大事というのが改めて認識できてよかったです。

フランチャイズとしての導入はマシンは必須
東北・関東・関西エリア 10店舗展開サロンオーナー

エステサロンのフランチャイズを全国展開するのが夢だった私ですが、最初は全く知識が無い状態からのスタートでした。また、エステといえば、ハンド!という固定概念があったので、美容の機械を導入するのはやっぱり抵抗があって。でも、今思えば、店舗をいくつか運営していく上で、効率は一番大事だなと思いました。あと、どんな機械でも良いというのではなく、しっかり見極めていくのが重要ですね。現在は、東京、大阪、埼玉あたりに展開していますが、別の地域にもどんどん増やしていきたいです。

最先端の痩身マシンはこれからの時代に絶対必要
九州エリア 4店舗展開サロンオーナー

私がラジオ波を見つけてから、10数年経ちますが、今までにモデルチェンジをしたことがありませんでした。この機械一本でやってきたし、今更変える必要ないかなとも、思っていましたし。ひょんなことから、最新の美容機器を体験することになった時、ビックリしました。自分の店で昔から使っているモノと比べると、重さは軽量化され、形はシャープになり、温感もいい。本当に、浦島太郎の気分でした(笑)。そこでハッと気づいた私は、総入れ替え(笑)。新たな気持ちで、店舗運営に取り組む、いい機会にもなりました。

このように、マシン導入により回転効率向上や、運営スタイルそのものが大きく変わったという声はよく聞こえてきます。

自サロンに最適な機器がわからない、予算がなくて悩んでいるというオーナー様は、お気軽にエイチフォーにご相談ください。エイチフォーのキレミカFCでは、60店舗以上展開する人気サロンの実績に基づく経営ノウハウをもとに、サロンの開業準備をサポートしています。もちろん独立開業後のアフターケアも万全。サロン経営に必要なさまざまなテクニックや知識・情報を共有し、売上アップに貢献します。

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