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サロン開業コラム

エステ開業時に必要な準備とは?押さえるべき5つのポイント

2018/08/13

エステ開業時に必要な準備

エステサロン開業の準備をするときは、「お金はどのくらい必要?」「機材はどうやって導入する?」など、わからないことや不安に感じることがたくさんあるでしょう。事業を立ち上げる際には計画的な準備が不可欠です。エステサロン開業にあたり、ここだけは押さえておきたいポイントを5つご紹介します。

サロンを始めるときに必要な開業準備資金

賃料・内装費で初期費用は3倍に
サロンを開業するにあたって一番気になるのが、実際どのくらいのお金がかかるのか、ということではないでしょうか。開業準備資金は自宅をエステサロンにする場合と、テナントや賃貸マンションなどを借りて行う場合とで異なります。最低限これだけはかかるだろうというラインで、開業時に必要な準備費用を試算してみましょう。

自宅をサロンにする場合

自宅で開業する場合は、内装費20万円、エステ機材費10万円〜50万円、消耗品10万円、広告宣伝費30万円で、合計70〜110万円ほどが一般的にかかっているようです。特に、エステ機材の費用がかかっています。

テナントや賃貸マンションを借りる場合

テナントや賃貸マンションなどの場所を借りて開業する場合は、上記の金額に賃料が加わります。賃料の初期費用には保証金や仲介料などが含まれ、その相場は家賃の約6ヶ月分。仮に10万円の家賃だとすると60万円が必要です。内装費に関しては、マンションの一室であれば自宅で開業するのと同等程度で行うことが可能ですが、テナントを借りると200万円程度はかかるでしょう。その他の費用は自宅サロンと同じです。合計すると、130〜350万円ほどになります。

融資を視野に入れよう

以上を踏まえると、開業資金はミニマムで70〜350万円ほどかかる試算となります。貯金で補えればそれに越したことはありませんが、貯金のすべてを開業資金に充てるのはリスクがあります。開業した月にいきなり営業利益が出るとは限らず、月々の運転資金もある程度準備しておく必要があるからです。潤沢な貯蓄がある方以外は、融資を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

日本政策金融公庫

融資というと銀行をイメージする方が多いでしょう。しかし、銀行が融資してくれるのは基本的に過去に実績がある事業者。独立して新たに事業を始める場合は、銀行からお金を借りることは難しいと考えておいた方が無難です。そこで、政府出資の金融機関、日本政策金融公庫の利用をおすすめします。

日本政策金融公庫は中小企業をサポートすることが役割です。審査は厳しいですが、過去の実績がなくても融資を受けることができます。最後まで金利が変わらない固定金利で、基本的には無担保・無保証人で借りることが可能です。個人でサロン開業を目指す方にはとても良心的な借入れ先と言えるでしょう。

どこで開業する?物件選びの準備

サロンを開業する場所は、今後の集客に大きな影響を与えます。ターゲットとする人を念頭に、立地の特性と開業資金とのバランスを見て検討していきましょう。ここでは、自宅、賃貸マンション、居抜き物件について解説します。

自宅をサロンにする場合

費用を抑えられる自宅サロンは、一番開業しやすい選択肢です。しかし、コストだけを考えて安易に自宅を選ぶのはおすすめできません。それは、サロンの所在地は集客の観点から見て、来店してほしいターゲット層が足を運びやすい場所にあるべきだからです。人口の属性や人の流れなど、いま一度ターゲットに合った立地かどうかを判断しましょう。

賃貸マンションを借りる場合

マンションの一室をサロンにする場合、「事務所可」の物件かどうかの確認が必要です。セキュリティの観点から事業所(店舗)不可のマンションも多いため、物件選びの際には不動産会社にサロン経営である旨を伝えて探してもらうとよいでしょう。なお、自宅サロンを希望する方で、自宅が賃貸の場合も同様の対応が必要です。

居抜き物件もチェックしよう

テナントを検討している場合は、初期費用を抑えられる「居抜き物件」がおすすめ。以前にサロンとして使われていた物件であれば、大幅な改修工事をせずとも使いやすい環境になっていると考えられるからです。

機材を準備する際の契約方法

高額商品の多い美容機材は、契約方法を工夫することでスムーズな運用が可能になります。契約方法は主に4種類。それぞれの特徴を見ていきましょう。

現金一括購入

資金に余裕があれば、現金一括購入がお得です。金利がかからず、不要になった際は売却できます。しかし、手元の現金が一度に大きく減るため、資金とのバランスを考慮する必要があります。

クレジット契約

商品の代金を信販会社が立て替え、信販会社に支払うという形の契約です。支払い回数は12回払い、24回払い、48回払いなどから選べ、支払い終了後は現金一括購入と同じく資産になります。

リース契約

エステサロンの機材導入で一般的なのがリース契約です。3〜7年かけて支払います。クレジットと異なり支払いが終わっても資産になりませんが、商品の保守サービスが含まれていることが多く、安心して使えるというメリットがあります。

レンタル契約

他の契約に比べ割高ですが、手続きが簡単なため短期的に使用する際に便利な契約です。季節メニューなどでスポット的に取り入れたい、機材の効果を知るために試験的に使いたいときなどに向いています。

集客の準備もお忘れなく

ホームページやショップカードの作成や看板製作、ブログの開設など、集客にまつわる一連の準備も重要です。打ち合わせから実際の作業・製作まで意外と時間がかかるため、早めにデザイン会社を決めて進めておくとよいでしょう。

リピートを獲得するための準備もしよう

安定したエステサロン経営に必要となるのがリピーターです。一度来店してくださったお客様に二度目の来店を促す仕組みづくりも事前に考えておきましょう。

リピートを得る方法には、2回目以降の価格を割り引くなどの価格に関するものや、ポイントカードの導入、メニューの刷新(新たなボディメニューはもちろん、新たにフェイシャルを導入したり)、手書きのメッセージを添えたお礼状、ブログの記事更新などがあります。これらはその都度考えると非効率なため、ある程度仕組み化しておくことが大切です。価格なのか、サービスなのか、信頼関係なのか。ターゲットとする人は何をされると嬉しいのかを考えながら決めていきます。

リピーターをこれから増やしていくために、やるべき仕事は盛りだくさんです!! 頭の片隅にいれておきましょう。

・各種キャンペーン(化粧品無料や、紹介割引など)
・サイトの強化
・チラシ(オフラインの戦略)
・店内インテリア
・エステティシャンの教育(仕事に対する姿勢、販売術、施術技術アップなど)

独立してエステのオーナーになるということは、経営に関するすべてものごとを決定していかなければなりません。初めての独立はわからないことがたくさんあって時間がかかるものです。きちんと準備し、計画的に進めていくことが成功の近道です。

エイチフォーは60店舗以上のサロン経営のノウハウを活かし、キレミカFCを展開しています。人気エステサロンオーナーになるためのアドバイスも行っているので、エステ開業の準備にお悩みのオーナー様はご相談ください。

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