サロン開業コラム
2018/09/18
脱毛サロンを開業するにあたって必ず必要となるのが業務用脱毛器です。しかし、いざ導入しようすると「どんな基準で選べばいいのかわからない」「そもそも導入するメリットとは?」と感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、業務用脱毛器の種類やメリット、選ぶ際のチェックポイントについて解説していきます。
脱毛器は脱毛サロンにとって不可欠なアイテムです。同時に、サロンにさまざまなメリットをもたらします。脱毛器を導入すべき理由を見てみましょう。
業務用脱毛器の中にはスキンケアメニューを搭載しているタイプもあります。つまり、業務用脱毛器を導入すれば簡単にメニューの拡大ができるようになるのです。たとえば、フェイシャルエステ、ブライダルプラン、バストアップコースなど、脱毛と美肌の合わせ技で客単価アップを狙えます。また女性ばかりでなく男性も脱毛する時代です。カップル専用プランなどを打ち出してみても良いでしょう。
脱毛器は使い方をレクチャーすれば、ハンド技術のないスタッフでも使いこなすことができます。もちろん脱毛に関する研修は必要ですが、ある程度の知識と技術が身についた時点でお客様を接客可能です。機器を導入することでスタッフの教育期間も短縮できます。
レーザー脱毛器 | 光脱毛器 | ニードル脱毛器 | |
---|---|---|---|
痛みの少なさ | ★★ | ★★★ | ★ |
費用の安さ | ★★ | ★★★ | ★ |
回数の少なさ | ★★ | ★ | ★★ |
業務用脱毛器にはどんな種類があるのでしょうか。現在、販売またはリースで利用できる代表的な機械をピックアップしました。
レーザー脱毛器は医療従事者のみが使用できる脱毛器です。メラニン色素に反応する高出力のレーザー照射で毛髪細胞を破壊します。現在主流となっているレーザーは、ダイオード、アレキサンドライト、ロングパルスヤグの3種類です。
光脱毛器は脱毛サロンでもっとも多く使われている脱毛器で、IPL方式、S.S.C方式、SHR方式といった種類に分けられます。IPL方式、S.S.C方式は、レーザー脱毛器と同じくメラニン色素に反応して脱毛しますが、レーザーと比べ出力パワーは低いため施術回数が必要です。その代わり肌への負担が少なく、1回あたりの費用も抑えることができます。SHR方式は蓄熱式と呼ばれ、毛包に熱エネルギーを与えて発毛を抑制する脱毛法。メラニンに頼らない施術のため、毛周期に関係なく脱毛できます。
ニードル脱毛は、毛穴に針を差して電流を流し、毛根周囲にダメージを与えて脱毛していく方法です。クリニック、サロンの両方が導入しています。1本1本の毛穴に針を刺すためかなりの痛みを伴い、価格も高額になりがちです。しかし脱毛効果は非常に優れており、通常は脱毛施術が行えない日焼けをしている肌や色素沈着を起こしている部分をはじめ、産毛でも脱毛可能です。
業務用脱毛機器を導入する際に注意すべき点をまとめました。チェックポイントはたくさんあるため、一覧化して各商品を見比べてみると良いでしょう。
人の肌に触れるエステ機器は、事故やトラブルが命取りになります。実績がすべてではありませんが、やはり長年培ったノウハウは何ものにも代え難い安心の担保です。メーカー事情に詳しくない方は特に、実績のあるメーカーの機器を導入することをおすすめします。
脱毛には、医療脱毛とエステ脱毛があり、エステサロンで医療脱毛を行うことは禁止されています。そこで重要となるのが、該当機器が医療機器ではないことを示す「美容機器証明書」。万が一医療行為を疑われた際には、この証明書があると安心です。
連射性能と出力に優れた機器を導入することで、顧客1人あたりの施術時間を短くし、サロンの回転率を上げることができます。また、短時間で脱毛できることはお客様にとってもメリットです。各メーカーの数字を比較して、コストとのバランスを見ながら検討しましょう。
冷却機能の高さもサロンの回転率に影響します。冷却性能が低く頻繁にクールタイムが必要な機器は施術者にとってもストレスになるため、妥協せずに選びましょう。
最新の技術が搭載された希少性の高い製品であっても、安全性に不安を感じる場合は使うべきではありません。安全性を確保するためにどのような対策を取っているのかは、しっかりチェックしてください。あわせてインターネットなどで口コミサイトなどを検索し、商品の評判や情報を収集してみるのも良いでしょう。
保証期間はあるか、ある場合は年数と保証範囲などを確認しましょう。脱毛器は高額なマシンのため、パーツ1つ替えるだけでも大きな出費になりかねません。全額返金保証があるとベストです。
機器が故障したり不具合が生じたりした際、きちんと対応してくれるかという点は非常に大事です。事前にどのようなアフターフォロー内容になっているのか確認しておきましょう。メーカーの中には、売上アップのための勉強会やセミナーを実施するなど、サロンの収益につながるサービスを行なっているところもあります。
国内に工場があるかという点もチェックポイントのひとつです。メンテナンスが必要になったとき、国内に工場がある場合は修理期間が短いというメリットがあります。日本のメーカーであっても工場は海外というケースが多いため、改めて確認してみると良いでしょう。
業務用脱毛器の種類と選び方のコツについてご紹介しました。しかし、いくら良い脱毛器を購入しても、それだけでは集客できません。集客には顧客満足度を上げるための独自のノウハウが必要です。エイチフォーの脱毛サロンフランチャイズ・キレミカFCは、全国60店舗以上展開する脱毛サロンの集客ノウハウを使って、サロン経営に悩むオーナー様をバックアップしています。これからサロンを開業する方はもちろん、すでにサロンを経営している方も、どうぞお気軽にご相談ください。