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サロン開業コラム

脱毛サロン開業に資格は必要?費用はどのくらい準備すべき?

2018/09/25

脱毛サロンを開業

脱毛サロンのオーナーとして独立を目指す方に向けて、資格や費用、開業届など、独立開業するにあたって準備すべきことをわかりやすく解説します。サロンが成功するか失敗するかは開業前の準備がカギです。今できることをきちんと行い、サロン開業に備えましょう。

脱毛サロン開業の条件

脱毛サロンを開業するときに、これだけは絶対に必要といった条件はあるのでしょうか。まずは、開業にあたって求められる条件について説明していきます。

資格は不要

脱毛サロンを開業するために、資格や免許は必要ありません。脱毛には美容師のような国家資格はありませんし、学歴も年齢制限もなく、どこかに登録する義務もありません。もっと言えば美容業界での経験がなくても開業すること自体は可能です。しかし、新規開店の店舗が長くサロンを続けていられるかというと難しいのが現実。実際、夢を持って出店しても3年以内に9割のエステサロンが撤退すると言われています。開業に法的な縛りがなく気軽にはじめられる分、開業する人の自主的な努力が必要と言えるでしょう。

あると有利な民間資格

脱毛には公的資格はありませんが、民間資格があります。数あるサロンと差別化をはかるために、オープン前から資格取得に向けて準備をはじめるのも良いでしょう。開業して多くの実績を積み、リピート顧客を獲得できるまでは、「資格取得者がいる脱毛サロン」としてアピールするのも一つの方法です。もちろん、資格取得の際には知識や技術が求められるため、自身の腕を磨くにも最適です。

民間資格には、日本美容電気脱毛協会が運営する「認定美容脱毛エステティシャン資格」や、海外の協会が運営し、脱毛の国際ライセンスと呼ばれる「認定電気脱毛士(CPE)」などがあります。それぞれの資格の詳細は、各団体のホームページなどを参照してください。

興味や適正

資格取得も大事ですが、そもそも美容への興味がなくてはエステサロンを続けることは不可能でしょう。自身で施術を行うのであれば専門技術の習得も求められます。また、エステサロンに来られるお客様は自分の容姿にコンプレックスを抱えていることが多いため、カウンセリングスキルも必要です。話を聞くのが好き、困っている人を助けてあげたいという気持ちが能力につながります。人気のあるサロンは、女性たちのデリケートな悩みを聞く力に長けていることが多いです。

脱毛サロン開業に必要な費用

マシン代・内装・設備費・消耗品代・広告宣伝費

続いては、開業するときに必要な費用についてです。費用には開業資金と運転資金があり、この2つを事前にきちんと準備して開業できると、後々資金繰りに困るリスクが少なくなります。

開業資金

脱毛機器を購入してスタートする場合は、最低300万円の開業資金が必要です。エステ関連機器の中でも脱毛機器は高額なため、マシン代だけで200万円は想定しておきましょう。その他の費用としては、インテリアやベッドなどの内装・設備費、ペーパーショーツやコットンなどの消耗品代、チラシや雑誌掲載など広告宣伝費があります。賃貸マンションなどを借りて開業する場合はここに不動産契約料が加わるため、費用はさらにかかってきます。

運転資金

運転資金も重要です。サロンが周知されるまでは利益を上げられる可能性は低いため、開業後半年分程度の運転資金はあらかじめ準備しておかないと、開業してすぐ資金繰りに困ってしまいます。運転資金は、家賃や光熱費、消耗品などの固定費をはじめ、スタッフがいる場合は給料、融資を受けていれば返済金も含まれます。ご自身の生活費も必要となるため、運転資金は予想以上に必要となることがあるでしょう。

リースやレンタル契約もあり

開業コストをおさえる手段として、脱毛機器をリースやレンタルで導入する方法があります。リースの場合は3〜7年かけて支払うのが一般的。リースよりも割高となるレンタルは、スポット的に使用する機器に用いられるケースが多いです。

開業届もお忘れなく

脱毛サロンにかかわらず、個人で何かしらの事業をはじめる場合は、原則として「開業届」という書類を税務署に提出する必要があります。書類と聞くと難しく感じる方もいるかもしれませんが、開業届の提出は簡単です。ここでは開業届の概要と、提出することで得られるメリットを説明していきます。

開業届は管轄の税務署に提出

開業届の正式名称は「個人事業の開業・廃業等届出書」と言います。書類は管轄の税務署でもらうことができ、国税庁のホームページからダウンロードすることも可能です。必要事項を記載し、事業開始から1ヶ月以内に税務署に持参するか郵送すれば完了。手間も時間もほとんどかかりません。

青色申告のすすめ

個人で事業をはじめると、所得にかかる税金を支払うために「確定申告」という手続きが必要となります。確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類の方法があり、納税者が自由に選ぶことが可能です。両者の違いを簡単に言うと、青色申告では決算書を作成できるレベルの簿記が必要ですが納税額を少なくでき、白色申告は青色に比べて簡易な簿記でOKの代わりに節税効果が少ないということになります。

青色申告には具体的に、最高65万円の税金控除がある、赤字を3年間繰り越せる(赤字の場合は所得がないため課税もなし)といった特徴があり、開業間もない事業主にとっては嬉しい内容です。申告に手間はかかりますが得られるメリットが大きいため、青色申告をおすすめします。

青色申告で確定申告を行うためには、「青色申告承諾申請書」と、前述した開業届の提出が必要です。初めて独立開業する際はこの2つの書類はセットと考え、同時に提出すると手間が省けます。いずれも申請にかかる費用は無料です。

起業するということは独自のサービスを提供するだけでなく、資金繰りや経理・税務に関することなど対応すべきことはたくさんあります。技術の高いセラピストとしてだけなく、経営者としてのマインドを持ってサロンづくりに励んでください。

エイチフォーのフランチャイズ脱毛サロン・キレミカFCは、全国60店舗以上のエステサロンの経営ノウハウを活かし、サロン経営に悩むオーナー様をサポートしています。1人で経営できるか不安、安定した収益を上げられるか自信がない、資金調達がうまくいかず今一歩進めないという方は、ぜひ一度ご相談ください。

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